こんにちは。名古屋市中区、「上前津駅」「矢場町駅」から徒歩6分、「大須観音駅」から徒歩9分にある歯医者「磯村歯科医院」です。

銀歯は虫歯治療などで長年にわたって使用されてきましたが、最近では銀歯からセラミックへの交換を検討される方も増えています。銀歯は口を開けたときに目立ちやすいため、見た目が気になる方も多く、審美性と機能性を兼ね備えたセラミックへ関心が集まっています。
この記事では、銀歯からセラミックに交換することで得られるメリット、交換するときの注意点、治療の流れについて詳しく解説します。銀歯からセラミックへの交換を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
銀歯とは

銀歯とは、虫歯治療や歯の修復に使用される金属製の詰め物や被せ物のことを指します。保険診療で使われる金銀パラジウム合金が主な素材で、噛む力に強いという特徴を持っているため、特に奥歯の治療において長く使用されてきました。
一方、銀歯は金属でできているため時間が経つと金属イオンが溶け出し、歯ぐきが黒ずむメタルタトゥーや金属アレルギーの原因になることがあります。また、口を開けたときに銀色が目立ちやすく、セラミックに比べてやや審美性に劣るのもデメリットの一つです。
銀歯からセラミックに交換するメリット

銀歯をセラミックに変えることで、見た目の改善だけではなく健康面や機能面でもさまざまなメリットがあります。
見た目が自然で美しい
セラミックの特徴は、天然歯のような自然な見た目に仕上がる点にあります。特に前歯の治療においては、光の透過性や色合いなどの要素が美しさに影響しますが、セラミックはそうした細かな質感の表現を得意としています。
また、経年変化による色の劣化が起こりにくく、美しい状態を長く保ちやすいこともメリットです。
金属アレルギーのリスクを避けられる
保険適用で使用される銀歯は金属でできているため、口腔内で少しずつ溶け出し、金属アレルギーの原因になることがあります。一方オールセラミックには金属が含まれていないため、金属アレルギーの心配がなく、アレルギー体質の方でも使用することができます。
ただし、メタルボンドという種類のセラミックは内側に金属を使用しています。金属アレルギーのリスクを避けたい場合はオールセラミックなどの金属を含まない素材を選びましょう。
汚れが付着しにくい
セラミックは表面がなめらかで、汚れや細菌が付着しにくいことが特徴です。歯との適合性も保ちやすく、銀歯から交換することで二次虫歯のリスクを抑えやすくなる場合があります。
一方、銀歯は接着剤が時間とともに劣化してすき間ができやすく、そこから細菌が入り込んで二次虫歯になることがあります。ただし、セラミックへの交換で虫歯を完全に防げるわけではないため、治療後も毎日の歯磨きや定期的なメンテナンスが欠かせません。
耐久性が高い
セラミックには劣化しづらいという特徴があります。銀歯は5~10年ほどで劣化して再治療が必要になることもありますが、セラミックはしっかりとメンテナンスを行えば、10年以上使えるケースもあります。
特にジルコニアなどの強度の高い素材は割れにくく、奥歯など力がかかりやすい場所にも使いやすいでしょう。
歯茎への影響が少ない
銀歯に使われる金属は、長期間の使用によって金属イオンが溶け出し、歯茎が黒ずむ原因となることがあります。これはメタルタトゥーと呼ばれる現象で、一度色素が沈着すると自然に元の色に戻すのは難しいとされています。
一方、オールセラミックは金属を含まないため、こうした変色のリスクがありません。また、歯ぐきとセラミックの間には接着剤の劣化によるすき間ができにくく、細菌も入り込みにくいとされています。
銀歯からセラミックに交換する注意点

セラミックには多くのメリットがある一方で、治療を受ける前に知っておくべき注意点もいくつかあります。
費用が高くなりやすい
セラミック治療は基本的に保険が適用されない自由診療となるため、銀歯よりも費用が高くなる傾向にあります。使用する素材や治療内容、歯科医院によって価格は異なりますが、1本あたり4万~20万円程度が相場です。
費用の負担が大きくなりやすいため、予算や治療の優先順位を明確にし、事前に見積もりを確認することが大切です。
割れる可能性がある
セラミックの詰め物や被せ物は耐久性が高い一方で、強い力が加わると割れる可能性があります。特に、奥歯など強い力がかかる部位に使用する場合や、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は注意が必要です。また、激しい衝撃や硬い食べ物を噛んだときにも破損するリスクが高まります。
歯を削る必要がある
セラミックの詰め物や被せ物を装着するには、土台となる歯を削る必要があります。これは、被せ物がしっかりと密着するために必要な処置で、削る量は歯の状態や治療部位によって異なります。
一度健康な歯を削ると元には戻らないため、あらかじめリスクも理解したうえで治療に進むことが大切です。できるだけ歯を削りたくない場合は、セラミック以外の選択肢を検討するのがよいでしょう。
適応できない場合がある
セラミックは様々な治療で使用される素材ですが、すべての症例に対応できるわけではありません。たとえば、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、セラミックに負荷がかかって割れるリスクがあるため、ほかの素材を提案されることがあります。
また、患者さまによっては土台となる歯にトラブルが起きていることもあり、その場合はまず治療を優先します。セラミック治療が適応となるかどうかは、歯科医師がお口の状態を確認したうえで判断します。
銀歯からセラミックに交換する流れ

ここでは、実際の治療がどのように行われるのか、一般的な流れを段階ごとに紹介します。
カウンセリング・診察
まずは歯科医師による診察とカウンセリングが行われます。この段階では、現在入っている銀歯の状態を確認し、セラミックに交換できるかどうかを判断します。
また、患者さまのご希望や症例に応じて、使用するセラミックの種類や治療方針も提案されます。不安や疑問点があれば、この段階で遠慮せずに相談しておきましょう。
銀歯の除去と土台の形成
治療の最初に行われるのは、既存の銀歯の除去です。歯を傷つけないよう慎重に取り外し、必要に応じて虫歯の有無など土台の歯の状態を確認します。劣化や再発した虫歯が見つかった場合は、その治療も行うことがあります。
次に、セラミックを装着するために土台の歯を整える形成を行います。この処置によりセラミックがしっかりフィットし、安定した状態を維持しやすくなります。
型取りと仮歯の装着
土台が完成したら専用の印象材を使って歯の型を取り、この型をもとに歯科技工士がセラミックを作製します。完成までには一定の期間が必要なため、その間は仮の詰め物や仮歯を装着して過ごします。
これらは見た目や噛み合わせを保ち、治療中も日常生活に支障が出ないようサポートする役割を担います。
セラミックの装着と調整
最後に、できあがったセラミックの詰め物や被せ物を歯に装着していきます。
まずは治療部位にセラミックを仮合わせし、噛み合わせや歯ぐきとの適合状態を丁寧に確認します。そのうえで必要な微調整を行い、専用の接着剤で固定します。装着後も違和感や噛み合わせにズレがないかを確認し、細かい調整を行って完成となります。
まとめ

銀歯からセラミックへの交換は、見た目の改善だけでなく、お口の健康維持にもつながります。セラミックは銀歯と比べて審美性が高く、金属を使用しない素材を選べば金属アレルギーのリスクも避けられます。
一方で、費用や歯を削るリスクなど、事前に確認しておくべき注意点も存在します。治療を検討する際はこうしたリスクも踏まえたうえで、ご自身に合った素材を選ぶことが大切です。銀歯の見た目が気になる方は、まずは歯科医院で相談してみましょう。
銀歯からセラミックへの交換を検討されている方は、名古屋市中区、「上前津駅」「矢場町駅」から徒歩6分、「大須観音駅」から徒歩9分にある歯医者「磯村歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、「良い時も、もしもの時も通いたいと思っていただける歯科」を目指して100年の歴史を大切にしつつ、常に良い治療を提供できるよう努めています。虫歯・歯周病の治療だけでなく、入れ歯・ブリッジ・インプラント治療やお子さまの診療、審美歯科などにも力を入れています。
当院のホームページはこちら、24時間WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

■この記事の監修者
磯村 直輝
経歴
- 朝日大学歯学部卒業
- 第一歯科医院勤務、田中歯科医院勤務、藤井歯科医院勤務
- 藤井歯科医院 畑江分院院長
- 平成16年8月 磯村歯科医院で父とともに診療開始
所属学会・資格
- 床矯正研究会会員