こんにちは。名古屋市中区、「上前津駅」「矢場町駅」から徒歩6分、「大須観音駅」から徒歩9分にある歯医者「磯村歯科医院」です。

歯周病というと、歯ぐきの腫れや出血をイメージする方が多いかもしれません。実は歯周病のなりやすさには個人差があり、日々のケアだけでなく生活習慣や全身の健康状態も関わっています。
初期は自覚症状が少なく、気づいたときには進行しているケースも少なくありません。
この記事では、歯周病の基礎知識やなりやすい人の特徴、予防のためにできることについて詳しく解説します。
歯周病とは

歯周病は、歯を支える組織に炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨が吸収され、最終的には歯を失うこともあります。主な原因は、歯と歯ぐきの間にたまったプラーク(歯垢)に含まれる細菌です。
細菌によって歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯を支える歯周組織にも炎症が広がっていきます。初期段階の歯肉炎では歯ぐきの腫れや出血などがみられますが、痛みなどの自覚症状が少ないため、気づかないまま進行するケースもあるでしょう。
さらに炎症が進むと歯周炎となり、歯のぐらつきや歯ぐきから膿が出るなどの症状が現れることもあります。最近では、糖尿病など全身疾患との関連性も指摘されています。
歯周病になりやすい人とは?

ここでは、歯周病になりやすい人の特徴をみていきましょう。
歯磨きが不十分な人
歯周病の主な原因は、歯にたまるプラーク(歯垢)です。磨き残しがあると、そこで細菌が増えて歯ぐきに炎症を起こすことがあります。プラークは1〜2日で石灰化し、歯石になると歯ブラシでは落とせなくなります。
特に歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目は磨き残しが生じやすく、プラークが蓄積しやすい部分です。こうした部位に汚れが残り続けることで、歯周病を発症しやすくなるのです。
喫煙習慣がある人
喫煙は、歯周病のリスクを高める習慣の一つです。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素によって歯ぐきの血流が悪くなり、免疫機能も低下するため、炎症が進行しやすくなります。
また、ニコチンによって血流が悪くなると歯ぐきの出血が現れにくく、歯周病の発見が遅れるケースもあります。さらに、喫煙者は治療後も歯周病が再発しやすい傾向にあるため注意が必要です。
糖尿病がある人
糖尿病がある人は、歯周病になりやすいとされています。血糖値の高い状態が続くと、細菌を排除する白血球の働きが弱まり、歯周病菌への抵抗力が低下しやすくなるためです。
さらに、唾液の分泌が減って口の中が乾くと、汚れを洗い流す自浄作用が働きにくくなり、プラーク(歯垢)もたまりやすくなります。こうした条件が重なり、歯ぐきに炎症が起こりやすくなりす。
加えて、高血糖は歯ぐきの血管にダメージを与え、傷ついた組織の修復を遅らせることがあります。その結果、傷ついた組織が修復されにくくなり、歯周病も進行しやすくなるでしょう。
歯並びが乱れている人
歯並びが乱れていると、歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しが増えやすくなります。汚れが残った状態が続くとプラーク(歯垢)がたまり、歯ぐきに炎症が起こりやすくなるためです。
また、噛み合わせの状態によっては特定の歯に強い力がかかり、歯を支える組織に負担がかかることもあります。すでに歯周病がある場合は、こうした負担によって進行しやすくなるケースもあります。
口呼吸の習慣がある人
普段から口で呼吸していると、口の中が乾燥して歯周病になりやすくなります。唾液には、口の中の汚れを洗い流したり、細菌の繁殖を抑えたりする役割があります。
口呼吸によって口の中が乾燥すると、こうした作用が働きにくくなり、プラーク(歯垢)も溜まりやすくなります。口内で細菌が増えると歯ぐきに炎症が起こりやすくなるため、口呼吸には注意が必要です。
妊娠中などホルモンの影響を受けやすい人
妊娠中は、歯ぐきに炎症が起こりやすい時期です。妊娠にともなって女性ホルモンが増えると、口の中の細菌のバランスが変化し、一部の歯周病菌が増えやすくなるためです。
また、歯ぐきも炎症に反応しやすくなるため、腫れや出血が起こることがあります。このように妊娠中に起こる歯ぐきの炎症を、妊娠性歯肉炎といいます。
ストレスを抱えている人
慢性的なストレスは、歯周病のリスクを高める要因の一つです。ストレスが続くと免疫機能が低下し、歯周病菌に対する抵抗力が弱まりやすくなります。
また、強いストレスが原因で歯ぎしりや食いしばりが起こることもあるでしょう。こうした習慣によって歯を支える組織に負担がかかると、歯周病の進行に影響を与える場合もあります。
歯周病を予防する方法

以下では、歯周病の予防方法をいくつか紹介します。
正しい歯磨きを習慣づける
歯周病の予防には、毎日の丁寧なセルフケアが欠かせません。歯を磨く際は、汚れがたまりやすい歯と歯ぐきの境目までしっかり磨きましょう。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握り、毛先を歯と歯ぐきの境目に当てて小刻みに動かすのがポイントです。
一度に広い範囲を磨くのではなく、1〜2本ずつ磨くことで、磨き残しを減らしやすくなります。自分の磨き方に不安がある場合は、歯科医院でブラッシング指導を受けて磨き方を確認してもらうとよいでしょう。
フロスや歯間ブラシを使用する
歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間には、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。毎日のケアに取り入れることで、歯ブラシだけでは落としにくいプラーク(歯垢)を除去しやすくなり、歯周病の予防につながります。
また、ご自身の歯並びや歯と歯のすき間の広さによって、使用する清掃用具は異なります。使い方や選び方がわからない場合は、歯科医院で相談するとよいでしょう。
定期的に歯科検診を受ける
毎日丁寧にケアしていても、自分では歯ぐきの変化や歯石の付着に気づけないことがあります。初期の歯周病は自覚症状が少ないため、定期的に歯科医院を受診してお口の状態を確認してもらうことが大切です。
歯科検診では、歯科医師が歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さを確認し、必要に応じて歯垢や歯石の除去を行います。受診の間隔は口腔内の状態によって異なりますが、一般的には3〜6か月に1回程度が目安とされています。
禁煙する
禁煙すると歯ぐきの血流や免疫機能が徐々に改善し、歯周病の進行を抑制できることがあります。すでに歯周病が進行している場合でも、禁煙に取り組むことが大切です。歯周病の発症や進行を防ぐためにも、喫煙の習慣がある方は禁煙を検討しましょう。
全身疾患の管理をする
糖尿病などの全身疾患がある場合は、持病の治療が歯周病の予防にもつながります。糖尿病がある方は定期的に内科を受診し、処方された薬を正しく服用しながら、血糖値を安定させることが大切です。
歯科医院を受診する際には、糖尿病の治療を受けていることや服用している薬を歯科医師に伝えるようにしましょう。
口呼吸を改善する
口呼吸を改善するには、まず原因を確認することが大切です。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などによって鼻呼吸がしにくい場合は、耳鼻咽喉科の受診も検討してみてください。また、睡眠中の口呼吸が気になる場合も自己判断で対策せず、耳鼻咽喉科や歯科医院に相談してみましょう。
まとめ

歯周病なりやすい人の特徴として、歯磨きの仕方だけでなく、喫煙や糖尿病、歯並びの乱れ、ストレスなどがあげられます。
日々のセルフケアに加えて、生活習慣の見直し、定期的なチェックを続けることが歯周病の予防に役立ちます。歯茎の腫れや出血など、気になる症状があれば早めに歯科医師へ相談しましょう。
歯周病になりやすいとお悩みの方は、名古屋市中区、「上前津駅」「矢場町駅」から徒歩6分、「大須観音駅」から徒歩9分にある歯医者「磯村歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、「良い時も、もしもの時も通いたいと思っていただける歯科」を目指して100年の歴史を大切にしつつ、常に良い治療を提供できるよう努めています。虫歯・歯周病の治療だけでなく、入れ歯・ブリッジ・インプラント治療やお子さまの診療、審美歯科などにも力を入れています。
当院のホームページはこちら、24時間WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

■この記事の監修者
磯村 直輝
経歴
- 朝日大学歯学部卒業
- 第一歯科医院勤務、田中歯科医院勤務、藤井歯科医院勤務
- 藤井歯科医院 畑江分院院長
- 平成16年8月 磯村歯科医院で父とともに診療開始
所属学会・資格
- 床矯正研究会会員