こんにちは。名古屋市中区、「上前津駅」「矢場町駅」から徒歩6分、「大須観音駅」から徒歩9分にある歯医者「磯村歯科医院」です。

虫歯の治療で銀歯を入れたあと「治療した歯だから、もう虫歯にはならない」と考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際には、銀歯を入れた歯であっても、再び虫歯が見つかることがあります。さらに、銀歯に覆われている場所は変化を自分の目で確認しにくいため、知らないうちに問題が進んでいるケースもあります。
では、なぜ一度治療したはずの歯に虫歯ができるのでしょうか。
本記事では、銀歯の基本的な知識から、銀歯のまわりに虫歯ができる原因、虫歯が見つかった場合の治療法、日常生活で取り組める予防方法まで順番に解説します。
銀歯とは?

銀歯とは、虫歯などで歯を削ったあと、失った部分を補うために入れる金属製の詰め物や被せ物のことです。削った部分を補うことで、噛む機能や歯の形を回復させます。
銀歯を入れたからといって、その歯が今後まったく虫歯にならないわけではありません。金属でできた銀歯自体が虫歯になることはありませんが、そのまわりや内側には自分の歯が残っています。そのため、銀歯と歯の境目などから再び虫歯が発生する可能性があります。
このように、一度治療した歯に再びできる虫歯を二次う蝕といいます。銀歯の内側で虫歯が進むと、見た目だけでは気づきにくいこともあるため注意が必要です。
銀歯のまわりが虫歯になる原因

一度治療した歯であっても、銀歯のまわりから新たに虫歯ができることがあります。ここでは、銀歯を入れた歯が再び虫歯になる主な原因について解説します。
銀歯と歯との間に隙間ができている
銀歯と歯の間に隙間ができると、そこに食べかすや歯垢が入り込み、虫歯の原因になることがあります。隙間の中は歯ブラシの毛先が届きにくいため、汚れを十分に取り除くことが難しくなります。
また、銀歯は歯科用のセメントで歯に固定されていますが、長く使用するなかで銀歯と歯の境目の状態が変化することがあります。わずかな隙間であっても、そこから銀歯の内側へ虫歯が広がる可能性があるため注意が必要です。
しっかり歯磨きができていない
銀歯のまわりを十分に磨けていないと、歯垢が残り、虫歯ができる原因になります。特に銀歯と自分の歯との境目や、歯と歯の間は歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすい場所です。
歯垢の中にいる細菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖を利用して酸を作ります。この酸に繰り返しさらされることで、銀歯のまわりに残っている自分の歯が少しずつ溶かされ、虫歯が進んでいきます。
銀歯を入れた部分も、ほかの歯と同じように毎日の歯磨きが必要です。特に銀歯と歯の境目を意識して、汚れを残さないように磨きましょう。
虫歯の取り残しがある
銀歯を入れる前の治療で虫歯に感染した部分を十分に取り除けていないと、取り切れなかった部分で虫歯が進行することがあります。銀歯を被せると、その下にある歯は外から見えなくなるため、内部で虫歯が進んでいても気づきにくくなります。
そのまま虫歯が深いところまで進むと、歯の神経にまで達し、痛みが出たり、より多くの歯を削る治療が必要になったりすることがあります。
銀歯のまわりが虫歯になったときの治療法

銀歯のまわりに虫歯が見つかった場合、虫歯がどこまで進んでいるかによって治療法が変わります。ここでは、虫歯の進行状態に応じて行われる主な治療法について解説します。
銀歯を外して虫歯を取り除く
銀歯のまわりや内側に虫歯が見つかった場合は、銀歯を外して虫歯になった部分を取り除きます。銀歯で覆われている部分は外から確認できないため、取り外してから虫歯がどこまで広がっているのかを詳しく確認します。
虫歯を取り除いたあとは、残っている歯の状態に合わせて形を整え、新しい詰め物や被せ物で修復します。
根管治療を行う
銀歯の下にある虫歯が深く、歯の内部にある神経まで達している場合は、根管治療が必要になることがあります。
根管治療とは、歯の根の中から感染した神経などを取り除き、内部をきれいにする治療です。根の中を清掃・消毒したあと、再び細菌が入り込まないように薬剤などを詰めます。その後、歯の状態に合わせて土台を作り、新しい被せ物を装着します。
虫歯が神経まで達しているかどうかによって必要な治療は異なるため、検査を行ったうえで判断します。
抜歯を行う
銀歯の下で虫歯が大きく広がり、歯を残すことが難しい場合には、抜歯が必要になることがあります。たとえば、虫歯によって歯の大部分が失われ、被せ物を支えられるだけの歯が残っていない場合は、歯を残すことが難しくなります。
抜歯が必要かどうかは、虫歯の範囲だけで決まるものではありません。抜歯が必要かどうかは、虫歯の範囲だけで決まるものではありません。歯の根まで虫歯が広がっていないか、歯を支える骨に問題がないかなどを確認し、歯を残せるかどうかを判断します。
抜歯したあとは、口の中の状態に応じて、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで失った歯を補う治療を検討します。
銀歯のまわりが虫歯になるのを予防する方法

銀歯を入れた歯を再び虫歯にしないためには、治療後のケアが重要です。ここでは、自宅でできるケアから歯科医院での定期的な確認まで、銀歯のまわりの虫歯を防ぐために意識したいポイントを解説します。
銀歯と歯の境目を丁寧に磨く
銀歯のまわりの虫歯を防ぐには、銀歯と自分の歯との境目に歯垢を残さないことが大切です。
歯ブラシの毛先が境目に当たっていることを確認し、小刻みに動かして磨きましょう。強い力でゴシゴシ磨いても、汚れが落ちやすくなるわけではありません。力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷めることがあるため、軽い力で丁寧に磨くことを意識してください。
自分できれいに磨けているかわからない場合は、歯科医院で歯ブラシの当て方や動かし方を確認してもらうとよいでしょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使う
歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシも活用しましょう。銀歯が歯と歯の間にある場合も、こうした道具を使うことで歯垢を取り除きやすくなります。
デンタルフロスは歯の側面に沿わせて動かし、歯間ブラシは歯と歯の隙間に合ったサイズを使用することがポイントです。無理に太い歯間ブラシを通すと歯ぐきを傷つけることがあります。
どちらを使えばよいかわからない場合は、歯科医院で自分の歯並びや隙間に合うものを確認してもらいましょう。
フッ素を活用する
銀歯のまわりの虫歯を予防するために、フッ素配合の歯磨き剤を毎日の歯磨きに取り入れましょう。フッ素には、酸によって歯から溶け出した成分が戻るのを助けるほか、歯を酸に溶けにくくする働きがあります。
銀歯自体が虫歯になることはありませんが、そのまわりには自分の歯が残っています。そのため、フッ素を継続して使用することは、銀歯のまわりに残っている歯を虫歯から守ることにつながります。
だらだら食べを控える
食事やおやつを長時間にわたって少しずつ食べ続けるだらだら食べは控えましょう。
食べ物に含まれる糖が口の中に入るたびに、歯垢の中の細菌が酸を作り、歯の表面が溶けやすい状態になります。食べる回数が多く、口の中に食べ物が入っている時間が長いほど、歯が酸の影響を受ける機会も増えます。
銀歯のまわりに残っている自分の歯を守るためにも、食事やおやつは時間を決め、何度も口にする習慣を見直すことが大切です。
定期的に歯科医院で検診を受ける
銀歯のまわりを虫歯から守るためには、自宅での歯磨きに加えて、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。毎日きちんと磨いているつもりでも、銀歯のまわりや歯と歯の間などには汚れが残ることがあります。
歯科検診では、銀歯やそのまわりの歯を確認し、ふだんの歯磨きでは落としにくい汚れを取り除きます。また、磨き残しが多い場所があれば、歯ブラシの当て方などもお伝えします。こうしたケアを定期的に受けることで、銀歯のまわりを清潔に保ち、虫歯の予防につなげられます。
まとめ

銀歯を入れた歯でも、銀歯と歯の間にできた隙間や磨き残し、銀歯の劣化などが原因となり、まわりの歯が再び虫歯になる可能性があります。銀歯の内側は自分では確認しにくいため、虫歯があることに気づかないまま進行するケースもあります。
虫歯が見つかった場合は、銀歯を外して虫歯を取り除きます。進行して神経まで達していれば根管治療、歯を残すことが難しければ抜歯が必要になることもあります。
歯磨きをするときは、銀歯と天然歯の境目を丁寧に磨きましょう。食生活を見直し、定期的に歯科医院で検診を受けることも大切です。銀歯が入っているからと安心せず、治療後も毎日のケアを続けて歯を守りましょう。
虫歯にお悩みの方は、名古屋市中区、「上前津駅」「矢場町駅」から徒歩6分、「大須観音駅」から徒歩9分にある歯医者「磯村歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、「良い時も、もしもの時も通いたいと思っていただける歯科」を目指して100年の歴史を大切にしつつ、常に良い治療を提供できるよう努めています。虫歯・歯周病の治療だけでなく、入れ歯・ブリッジ・インプラント治療やお子さまの診療、審美歯科などにも力を入れています。
当院のホームページはこちら、24時間WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

■この記事の監修者
磯村 直輝
経歴
- 朝日大学歯学部卒業
- 第一歯科医院勤務、田中歯科医院勤務、藤井歯科医院勤務
- 藤井歯科医院 畑江分院院長
- 平成16年8月 磯村歯科医院で父とともに診療開始
所属学会・資格
- 床矯正研究会会員